龍昌寺紹介

龍昌寺紹介

龍昌寺の歴史

龍昌寺は、戦乱の世が終わり 水田開拓が盛んに行われだした 江戸時代前期 慶安3年(1650年) 春日井町七ツ割に 開山霊瑞和尚さま により 臨済宗妙心寺派 のお寺として開かれました。

 

戦国期以前、春日井町七ツ割付近の 岡山、仏鬼山という小高い山に 観音寺 という僧兵を擁する大きなお寺がありました。

当初の 龍昌寺はその 塔頭(たっちゅう)であったのではないかと思われます。 しかしながら創建当時を示す文献などは見つかっておらず正確な創建年代をしることはできていません。

当時の名残か 本堂の本尊様はじめ 位牌堂 観音堂 納骨堂と 多数の 観世音菩薩像が祭られています。

 

風雲急を告げる 太平洋戦争中の 昭和17年(1942年) アメリカ軍による 名古屋初空襲があり、急遽 陸軍による 飛行場の建設が開始されました。

この時、軍命により 龍昌寺は 現在の 春日井市下屋敷町に移転を余儀なくされ 岡山、仏鬼山も切り崩され 埋め立てに使われてしまいました。

 

爾来、70余年  昭和42年 観音堂 落慶 昭和55年 本堂 位牌堂 落慶  平成12年 庫裡 修復工事  平成23年 鐘楼門 落慶 大鐘鋳造  と寺観を整え現在に至ります

 

 

龍昌寺で行なう一年間の法会、行事をご紹介します

 

1月 大般若会  1月5日

大般若会とは 唐の名僧玄奘三蔵法師が苦難の末、天竺よりもたらした 大般若経六百巻を転読し ご祈祷いたします。

 

諸仏、諸神に回向し、その功徳をもって、厄除け祈願、五穀豊穣、家内安全、平穏無事を祈念し、大魔を除くための御祈祷です。

 

大般若の風にあたると 一年仏縁に恵まれる といわれています。

 

 

3月 春彼岸

 

4月 はなまつり(降誕会)

はなまつりとは、お釈迦さまが誕生されたとき、右手で天を指し 左手で地を指し 天上天下唯我独尊 とおっしゃられ、天より甘い甘露の雨が降りそそぎ花々が咲きにおった といわれております。

 

本堂に、花御堂 を設け「誕生佛」に甘茶をかけ お祝いいたします

 

龍昌寺では、はなまつりを行うにあたり お稚児さんの募集をいたします。

 

お子様にお稚児さんに扮していただき、甘茶をかけ お参りしていただくと共に 式中に名前を読み上げ その健やかな成長と幸せ をご祈念いたします。

 

お寺の中で着付けをして 本堂内で行いますので、雨天の心配もありません。

 

8月 施餓鬼会 8月6日

「施」とは ほどこし。

「餓鬼」とは感謝の心を忘れ、飽くことのない欲望に振り回され、いつも飢渇した者たちです。

 

一度餓鬼世界に落ちると 自分の力でそこから抜け出ることはできません。

 

施餓鬼会は、阿難尊者がお釈迦様の教えにより 無数の餓鬼に供え物をして 経を唱えたところ 多くの餓鬼が救われ、自身も救われたのが はじまりとされています。

 

また、施餓鬼会には 塔婆供養をします。

塔婆とは仏舎利、つまり五重塔を簡略化したものです。

塔婆を建てることはご先祖様はじめ 萬霊への最高の 供養と感謝 とされています。

 

施餓鬼会をおこなうことにより 先祖が救われるのみならず、餓鬼をはじめ 無縁のものたちを救い、私たち自身も徳を積つみ 餓鬼世界 に落ちないよう 救われるのです。

 

 

精霊送り 8月15日

送り火を焚き お盆に戻られたご先祖様に お帰りいただきます

 

 

9月 秋彼岸

 

 

12月 除夜の鐘